消化器内科が対象とする疾患は、他分野に比べ多臓器にわたるため病気も多彩です。それら多くの疾患に対し迅速、正確に診断し早期に治療することを常に心がけ努力しています。特に日々、進歩し続ける消化器内視鏡診断法、治療技術を駆使し診療を行っています。
主な診療内容
例えば、消化管出血に対する内視鏡的止血術、早期消化管癌やポリープに対する内視鏡的切除(EMR,ESD)、食道静脈瘤の治療(EIS,EVL)。高齢化に伴い増加傾向にある嚥下困難の患者に対する内視鏡的胃瘻造設。胆道疾患については内視鏡的総胆管結石除去(EST,EPBD)や胆道癌に対してのステント留置等々。また、消化器癌に対する化学療法や最近増加してきている炎症性腸疾患の診断,治療も担当しています。
肝臓、膵臓疾患については超音波検査,CT,MRIなどの各種画像検査や内視鏡的膵胆管造影検査(ERCP)などを用い悪性腫瘍の早期診断に努めています。
実績・特徴
実際の診療にあたっては、他科との協力も重要ですので、特に外科とは定期的にカンファレンスを開くなど、緊密に連携し診断、治療にあたっています。京都府立医科大学消化器内科との協力体制も構築し常に最新、先進の医療が提供できるようにしています。
2019年1月~12月の実績で、上部消化管内視鏡検査は4009件(うち経鼻内視鏡70件、内視鏡的止血術60件、ESD/EMR78件)、大腸内視鏡検査1461件、ESD/EMR377件、ERCP122件(ESTなど結石除去術67件)、胆管ステント留置78件、内視鏡的胃瘻造設術29件を施行しております。
スタッフ紹介
金政 秀俊(かねまさ ひでとし)
役職 |
消化器内科部長 |
卒業大学・卒年 |
京都府立医科大学(平成5年) |
専門 |
消化器疾患の診断・治療、消化器内視鏡学 |
資格 |
医学博士、日本内科学会認定医・総合内科専門医・指導医、日本消化器病学会専門医・指導医、日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医・指導医、京都府立医科大学臨床教授 |
鈴木 建太朗(すずき けんたろう)
役職 |
消化器内科部長 |
卒業大学・卒年 |
滋賀医科大学(平成16年) |
専門 |
消化器疾患の診断・治療、消化器内視鏡学 |
資格 |
日本内科学会認定医 |
小木曽 聖(おぎそ きよし)
役職 |
消化器内科部長 |
卒業大学・卒年 |
関西医科大学(平成19年卒) |
専門 |
消化器内科一般(主に消化管の内視鏡治療) |
資格 |
内科認定医、総合内科専門医、消化器病学会専門医、消化器内視鏡学会専門医・指導医、近畿支部評議委員、医学博士 |
松村 晋矢(まつむら しんや)
役職 |
消化器内科医長 |
卒業大学・卒年 |
島根大学(平成23年) |
専門 |
消化器疾患の診断・治療、消化器内視鏡学 |
資格 |
日本内科学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、医学博士 |
村尾 萌(むらお もえ)
役職 |
消化器内科医員 |
卒業大学・卒年 |
京都府立医科大学(平成30年) |
専門 |
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資格 |
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佐井 泰幸(さい やすゆき)
役職 |
消化器内科医員 |
卒業大学・卒年 |
奈良県立医科大学(令和3年) |
専門 |
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資格 |
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