自宅でできる運動療法 ステップ運動のご紹介
お知らせ
当院では毎月第3火曜日に糖尿病教室を開催していましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、中止しています。そこで、糖尿病教室が再開できるまでの間、糖尿病に関する情報をホームページに掲載することといたしました。糖尿病委員会スタッフを中心に皆様に少しでもお役に立てるような情報をご提供できればと思います。
自宅でできる運動療法 ステップ運動のご紹介
リハビリテーション科 理学療法士 北村智哉
糖尿病の3大療法として食事療法、薬物療法、運動療法があります。運動療法は血糖値を下げる効果やインスリン抵抗性の改善、ストレス発散や気分転換に効果的です。運動は食後1時間~2時間後に1回15分程度が推奨されており、運動の強さとしては自身が、「やや楽である」と感じる運動量で無理のない範囲で行ってください。
今回の内容
今回は自宅でできる運動としてステップ運動を紹介します。10~15cm程度の安定した踏み台が必要となります。また実際に行われる時は転倒に充分ご注意ください。掲載している動画は約5分のステップ運動の紹介となっています。
ステップ運動の手順
① 右脚裏全体を10~15㎝の踏み台(階段)に乗せる。
② 左脚裏全体を10~15㎝の踏み台(階段)に乗せる。
③ 右脚を下ろす。
④ 左脚を下ろす。
⑤ ①~④を繰り返しましよう。
回数の目安は1分間に20回程度です。(個人により回数には差があります。無理のない範囲でおこないましょう。) ご自身の体調に合わせながら連続1分~10分(1分間に20回程度)おこないましょう。
運動のポイント
- 目線はできるだけ前にして、背筋を伸ばしておこないましょう。
- 出来るだけ一定のリズムで行いましょう。
- 脚の動きに合わせて、腕を動かしましょう。
まとめ
今回は自宅でできるステップ運動を紹介しました。運動療法は主観で、「やや楽である」と感じる程度の運動を継続することが大切です。主治医と相談の上、その日の体調に合わせて運動を継続しましょう。より良い身体づくりを心がけましょう。