糖尿病の食事療法について

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当院では毎月第火曜日に糖尿病教室を開催していましたが、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、3月以降教室を中止しています。そこで、糖尿病教室が再開できるまでの間、糖尿病に関する情報をホームページに掲載することといたしました。糖尿病委員会スタッフを中心に皆様に少しでもお役に立てるような情報をご提供できればと思います

糖尿病の食事療法って何が大事?

栄養科 管理栄養士 西川悠

糖尿病の食事療法で大事なことはバランスよく食べることです。バランスがよい食事とは主食、主菜、副菜の整った食事のことです。

主食・主菜・副菜って何?

主食とは食べてすぐに力となる炭水化物が多いもので、例えばご飯や麺類、パンなどです。
主菜とは身体を作ってくれるタンパク質を多く含んでいるもので、例えば肉料理や魚料理、卵料理、豆腐料理などになります
副菜とは食物繊維やビタミンが多く含まれるもので、例えば野菜のおひたしやキノコや海藻などを使った小鉢料理などです。

主食・主菜・副菜のバランス

主食のみ食べると血糖値が急激に上がってしまったり、主菜が不足すると臓器や血をつくる材料が足りなくなります。副食が不足すると便通が悪くなってしまいます。バランスよく食事を食べるためには定食をイメージしてメニューを考えていただければ主食・主菜・副菜のバランスの取れた食事になりやすいです。


バランスの良い食事
写真はイメージです。

食事のバランスを整える一工夫

毎食、バランスの取れた食事を用意することが理想的ですが、忙しい時などは簡単な食事になってしまうときもあるかと思います。そのような時に簡単に食事のバランスを整えられる一工夫をご紹介します。

具入りおにぎりで栄養バランスをとりましょう。

具無しおにぎりを具の入ったおにぎりに買えることで炭水化物だけでなくの他の栄養素を摂取できます。おにぎりの具にはこんぶや高菜等がおすすめです。また白いご飯より雑穀米やもち麦を使用しているおにぎりを選ぶのもおすすめです。


具入りおにぎり
写真はイメージです。
うどんはトッピングを楽しみましょう

素うどんよりもおうどんにはスーパーやコンビニなどでも買えるカット野菜や温泉卵等をトッピングすることで食事のバランスが整えられまし、見た目も鮮やかになり食事を楽しめます。


サラダうどん
写真はイメージです。
食パンは卵やスープなどと一緒に取りましょう。

食パンにはゆで卵や食パンにスライスチーズをのせたり、6Pチーズを取り入れたり、コンビニで売られている野菜サラダを一緒に食べてみるなどで食事のバランスをとることができます。


サラダうどん
写真はイメージです。

バランスを意識した食事で食事療養を続けましょう

少しの工夫で食事バランスを整えることもできます。また血糖値上昇を防ぐためにはゆっくりと、よくかんで食べことを意識することも大事になります。どうしてもおにぎりしかない、パンだけしかないという場合には特にゆっくりよく噛んで食事をすることで急激な血糖値上昇をやや緩める効果があります。また野菜から先に食べるようにすると血糖値が揺るやかになりますので食事をされる時には参考にしてみてください。

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