暑い夏!アイスの上手な選び方は?
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暑い夏!上手なアイスの選び方は?
栄養科 管理栄養士 西川悠
暑い季節がやってきました。暑い日が続くとアイスなどの冷たい食べ物がほしくなりつい食べ過ぎてしまった!ってことはありませんか?
今回はアイスを食べる際の注意点やコツについて紹介します。
アイスを食べるポイント
1.食べる頻度を決める
毎日食べ出すと習慣になりやすいため食べ過ぎないように注意は必要です。夕食後の就寝前に食べると血糖値がより上がりやすい傾向があるため注意しましょう。
2.アイスの量を確認する
単体で売られている個包装のアイスやファミリー向けの個包装アイスでは同じ種類のアイスでも量が違うものがあります。大きさを確認して食べる量を加減しましょう。
3.アイスのパッケージ内容を確認する
品によっては低カロリーを目指したものや、生の果物を使用し砂糖の量を減らしたもの、また砂糖を工夫し糖質を減らしたものがあります。アイスの種類によってカロリーが変わってくるため、パッケージ表記やカロリー表記の確認をしてみましょう。
アイスの見分け方
牛乳が使われているものには、脂肪分やカロリーが高いものや、甘さを出すために砂糖をたくさん使用し血糖値を急激に上げてしまうものがあります。最近では、牛乳の代わりの豆乳を使用しカロリーを落としたものや、食物繊維を混ぜ込み、血糖値を上がりにくくしたもの、砂糖の一部に甘味料を使用したり、砂糖と同じ甘さでカロリーが半分のオリゴ糖を使用するなど、いろいろと工夫をされたアイスが販売されており、商品パッケージにもゼロカロリーやノンカロリー、低カロリーやダイエットなどの表記が書かれていることもあります。
ゼロカロリーやノンカロリーなどの表記を行う場合、表記する基準が定められており、その基準をクリアしないと表記できないことになっています。食品100gあたり熱量5kcal以下、糖質0.5g以下であると、無、ゼロカロリー、ノンカロリー、レスなどの表記を行うことができ、食品100gあたり熱量40kcal以下、糖質5g以下であると、低、ひかえめ、少、ライト、ダイエット、オフなどの記載が可能となります。(消費者庁 食品表示基準)
熱量(100gあたり) | 糖質 | 表記 |
---|---|---|
5kcal以下 | 0.5g以下 | 無、ゼロ、ノン、レス |
40kcal以下 | 5g以下 | 低、ひかえめ、少、ライト、ダイエット、オフ |
まとめ
アイスは食べ過ぎると血糖値が上がる、体重が増えるなどつきあい方を間違えると悪循環に陥りやすいため、極力食べないことが望ましいですが、この暑い夏を乗り越えるためにアイスが必要な時は、紹介したポイントを参考に調整してみましょう!